Diary
02年04月04日 トラブルメーカー崇
明日は健康診断かぁ…
今度は女医さんのところには絶対にならばない。
2年のとき、女医さんにピトピトやられて不整脈と診断されたから。
今日のお昼は「極つゆラーメン」!!
新1年生が「みんな1年生だ!!」みたいな感覚で徘徊しているので
4年生などというオジさんは1人じゃちょっと歩きづらいかな。
K先輩(大学院1年生)が入学式の時に
「何科? 俺建築。」と馴れ馴れしく話しかけられ、「物質、物質。ただし専攻。」
といって1年生を蹴散らした例もある、ましてやオタクオーラを放つ俺は
とても話し掛けやすいだろう電大生にとっては。
やーさんは現実逃避中だから誘えないし…
Tは就活(俺はサボリじゃないかと思ってたのに本当にそうらしい…)だし…
先輩は多分自炊だ…
というわけで学食で食う理由が一つもない。
湯を沸かし、麺を茹でる。
ポットの湯でスープを作ると、カツオ系の香りが…
フフ、これは198円の5個パックなので1食40円ですむんだよね。
食し終わって、先輩も鍋等を使うと思ったけど、一応洗っておいた。
で、案の定先輩もラーメン。
しかし… 先輩は卵を用意していた!!
完敗だ。さすがは家主。
今日の合成も、慌てたり、こぼしたり、倒したり、混ざったり、いつも通りに好調だ。
これだけ好調ならいつかきっと大事故を起こすに違いない。
そんなおり、先生が俺に小冊子を差し出した。
先生「読んでおいてね。」
東京電機大学安全委員会!!!(゚Д゚;
俺が一番危ないってことか!?(T□T)
フッ、まあいいさ、初心に帰るということで…
ページをめくると、実験室でしてはいけない格好が明記されていた。
良い例:白衣、靴
悪い例:ジャケットでしかもボタンすら占めていない、ポケットに手を突っ込む、サンダル
悪い行為:タオルをたらしている。腕をまくる。タバコ。
では、我が研究室のメンバーを観察して見よう。
先生:タバコ、サンダル、白衣
K先輩:サンダル、ジャージ上下
T:スリッパ、白衣
やーさん:スリッパ、白衣
俺:首からタオル、サンダル、白衣を羽織っただけ、ポケットに手を突っ込む、
椅子に座ったままガラガラ移動する
ほぼ全ての悪例、そして冊子にすら載らない悪例を網羅している。
この研究室大丈夫か?(゚Д゚;?
では、次に実験の留意点をいくつか抜粋…
1.窒素で窒息しない。
これは駄洒落ですか? ていうか液体窒素が漏れたら気付くだろ。
2.有機溶媒は皮膚からも吸収されるので触らない。
毎日アセトン、ヘキサン、酢酸エチルを吸収してます。元気です。
ジクロロメタンはカップラーメンのカップを平気で溶かす
素敵な発ガン性物質なので
手に掛かった事は無いけど、他はかかっても気にしません。
3.ゴミ箱に薬品を捨てない。反応を起こして火災を起こした例がある。
平気でボンボコ捨ててます。炭酸カリウムだから燃えはすまい。
4.有機溶媒は引火性なのでタバコの火は近づけない。
先生、禁煙しません? 揮発性だから充満してたらボンか?
5.注意が散漫になるので、音楽を聴きながら、話ながらは実験をしない。
BGMはK先輩が100時間ほど取り揃えております。
喋りながら楽しく研究できます。
ぜひとも我が研究室へ起こしください。
フッ、こんな危険な研究室で、
将来の危険性、現在の危険性、天然性ともにNo.1とは光栄だ。
K先輩「おおっ!?」
俺「???」
K先輩「あ、なんだ! 俺アセトンから煙が出てるのかと思った。」
先生「コイツだとやりかねないから、
そう言う目で見ちゃうよね。」
先輩、間違ってたら指摘してくださいな。
アセトン…揮発性が高く、主に洗浄に用いる。大量にかかると手が痛いくらいスースーする。
ヘキサン…揮発性、引火性。これもスースーする。
酢酸エチル…腐った果実の臭いがとっても素敵。これもスースーする。
ジクロロメタン…垂れ流すと厳重注意がくる危険な物質。もう使わない事になった。
フラスコを手で温めると煙を発し、蒸発し始める。